糖度も濃度も高い完熟の甘糀を使って砂糖や添加物を使わずに安心して毎日食べられる美味しいパンができないか？

こんな思いつきから、生糀パンのプロジェクトはスタートしました。リッチな味わいや甘さを出すには砂糖に乳製品や卵、マーガリンなどを添加すれば簡単です。またふわふわを維持してくれる食品添加物も存在します。

でも、そういうものを使わずにできるだけシンプルな材料でパンを作りたいという目標の中で

水分量や食感、発酵の具合などを何度も試行錯誤して産み出されたのが「生糀パン」です。
 

縁あって北海道十勝で意欲的に土づくりに取り組む、顔の見える生産者さんの小麦を取り扱う会社と出会いました。ネオニコチノイド系農薬不使用やトレーサビリティを徹底しているなどの素晴らしいポリシーを掲げてこれからの農業を本気で考えている会社です。

 

直接お話をお聞きしてパンやお菓子に使用するすべての小麦粉をポストハーベストフリー（収穫後農薬散布なし）の北海道産のみと決めました。小麦を摂ると調子が悪くなる方の中には、グルテンアレルギーだけでなく、残留農薬の
影響の方もいらっしゃるとも言われています。少しでもこういった方にも安心してお召しあがりいただければいいなと思います。

小麦と糀の香りが広がり、外はカリっと中はもちっとして、砂糖不使用なのになぜだか甘い、優しい風味のパンになりました。過剰ではない適度な甘さや嚙み締めたらわかる粉の風味など、少し忘れていた本来の風味を再確認し、「派手さはなくても、きちんとした素材を使って、丁寧に身体にも心にも優しい商品を創り出す」というその後の
KOUJILabo.PARTAGEの考え方の基礎となった商品とも言える記念すべき商品です。

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毎日の食卓にぜひ。冷凍もできますし、トーストしても美味しいパンです。

​バターは使用せずに焼いていますが、バターとの相性は抜群です・・・・。